「愛莉さぁ……最近太ったよね?」

学校の帰り道。
並んで歩く金髪ツインテールの美少女に投げかけた暴挙とも思える言葉は予想以上に彼女の意地っ張りな心を抉りズタボロに引き裂いてしまったようだ。
その彼女の名は秋月愛莉。わたし倉中紗奈の唯一無二の親友。フランス人とのハーフという異国の血が滲み出ている整った顔立ちに、少女というには少し艶のあり過ぎる肉体を制服に包んでいる。
軽音部所属のバンドのボーカルで、その歌声と容姿で学園の歌姫と呼ばれ、男子のみならず女子にも憧れの美少女だ。

「は………はぁぁああっ?なな、何それ、いきなり何言ってんですかねー、紗奈さん」

あまりの驚きに口調すら変ってしまっている彼女・愛莉は、そんな驚きの顔さえ整っているのだから羨ましい。さっさとわたしのものにしてしまって、思う存分舐め回したいものだ……という思いはもちろん表には出さないけどね

「だーってさぁ、ほら、こんなだし」

事あるごとに愛莉の体にボディタッチのわたし。シャツの上から愛莉の脇腹をむにっと摘んでやると、可愛い顔をさらに歪ませて訴えてくる。うん、その顔も可愛い。

「ちょっと、やめてってば、太ってなイィ、気のせいでしょぉ」

「そうかなぁ、今度の学園祭で、衣装新調しようと思ってるのに、体型変ってたらまずいからさぁ」

「か、変ってない、変ってない。そんときには今までと一緒」

「じゃぁ、今は変ってるんだ」

「ッ……ち、ちが、変ってないってーのぉ、もう、それ以上摘むなぁ〜」

あぁもう、可愛いなぁッ。こんな顔されたらもっと苛めたくなるつーの。むにむにむにぃ。

「バッ、なんで、揉むの激しくすんの、やめてよ、紗奈ぁ」

足早に逃げようとする愛莉に張り付くように脇腹をむにむにと摘みながら一緒に追いかける。すれ違う街の人が怪訝に見つめてくるのは気にしないのだ。

「ほら、これちょっと着てみなよ」

逃げる愛莉を脇腹摘んで追いかけながら秋月家にやって来る。イヤイヤな愛莉に、衣装造ってやんないよと脅しながら、早速お部屋で衣装合わせ。
彼女の体型が変っていないことを祈りつつ、色々な衣装を着せ替えてみる。紗奈専用のラブドールだ。とは愛莉に言えないけど。

「制服ー………はい………私服ー…………はい……この前の学園祭のアイドル衣装ー………はい……下着ー………それと水着…」

「ちょちょ、待ってよ、あり過ぎだってーの、そんなに着てらんないって」

「ふーん、いいんだ、今度の学園祭、衣装作らないんだ、へー」

素気ないわたしの言葉に難しい顔で考え込む愛莉。もぅ、何やっても可愛いんだから。
思わず緩みそうになる頬を必死に押えながら愛莉を冷たく見つめるわたし。こんなところでミスる訳にはいかない。目的の為には我慢が重要なのだ。

「うぅ………わ、わかったよぉ、着るし、大丈夫だし、問題ないし……」

ぶつぶつと唸りながら着替えていく愛莉。女の子同士の安心感か、彼女は無防備にわたしの前で脱ぎだしていく。可愛い下着が好みの彼女にはちょっと大人っぽいが、学園祭の衣装とセットの下着もしっかりと身に着けてもらう。

「その衣装、下着も一緒だったでしょ」

「ゲ、マジで……………ったくぅ」

素直に履き替えてくれる愛莉はサイドからスカートの中にそっと手を入れる。
さすがに下着を脱ぐのは恥ずかしいのかわたしからも見えないようにしながら、横ヒモに指を引っかけゆっくりとパンツを下ろしていく。

短めのスカートだ。すぐに愛莉の………なところにぴっちりと食い込むように身に付けていたモノがその姿を現していく。
膝上を通り、膝頭に少し引っ掛かり気味にさらに脛の方へとズリ下ろしていくその姿に、思わず襲いかかりそうになるわたしの中の猛獣を押えながら一時たりとも逃さんと凝視する。
脱いだ下着を着替えた服の下にこそっと隠す愛莉。そんな行動をわたしが見逃す筈もないが、今は抑えておかなければ。

お揃いのパンツに足を入れると、くいっと履き上げる。きつめのゴムが柔肌に食い込む。はみ出し気味のお尻のお肉を包むように直す愛莉。もう限界だった、抑えているのも難しいほどに突き動かされる衝動に思わず愛莉に近寄るわたし

「ど、どぅ、これでいいでしょ。愛莉太ってないよ……ね?」

その刹那、投げかけられる上目遣いの愛莉の視線。
スカートの裾を摘み下に引っ張り恥ずかしげにスカートを直し、肘を体に寄せ、盛り上がる胸元に構いもせず頬に手を当てながら、伺うようにわたしを見つめてくる愛莉の甘えた姿に、逆に突き動かしている力は急速に弱まっていく。
襲いかかろうとしたわたしの中の猛獣は容易く手懐けられてしまったようだ。

「ま、今回は大丈夫だったみたいね。でも油断してるとすぐに太っちゃうんだから、気を付けてよ。学園祭まで時間もないんだし……それに、これ」

わたしは隠し持っていた紙袋を差し出す。キョトンとした愛莉は紙袋を手に取ると

「なに、これ……」

また着させられるのかという疑わしげな視線。ムフ、その表情がどう変るのか楽しみだ。
わたしは何も言わずに唯ニコッと愛莉に微笑み返す。不安そうな愛莉だが、恐々と中を覗き込んでくれた。その表情が見る見る変っていく。
不安な表情から、驚き、そして、今まさにわたしに向けている笑顔

「あーーー浴衣ーー、この前言ってたヤツー」

嬉しげな叫びとともに紙袋を抱きしめながら向けてくる愛莉の笑顔。これこれ、わたしはこの顔が見たかったっ!

「ちょうど出来上がってきたんだぁ、毎年のことだからね。でも同じサイズで作るんだから愛莉の体型が変っちゃったら困るしぃ、ちょっと驚かせてみた」

愛莉の笑顔をみてるとわたしも嬉しくなってしまい自然と頬が緩んでしまう

「なんだぁ、そうだったんだぁ、もぅ、紗奈ったらぁ」

紙袋を抱きしめながら見つめてくる愛莉。その紙袋ごと抱きしめたくなってしまうわたしだったが、これで終る訳にもいかなかった。
目的はこれだけではない、これは第一段階、本当の目的はもっと高尚なものなのだ。

「この衣装は畳んどくから、ちょっと着てみてよ」

嬉しげな愛莉を見つめていたいのだが、その目的のために、わたしは周りに散らばっている衣装を集め抱えると隣の部屋へと澄ました顔でそれを持っていくのだ。

「うんーありがと紗奈ー」

最終ミッションをクリアできたのは奇跡かもしんない。
かき集めた衣装を抱えて部屋を出るわたしを、紙袋を覗き込んでいる愛莉が見ることがなかったからだ。そう、瞳孔が開き、荒い息を吐きながら、零れそうになる涎を啜る、わたしの中の猛獣が顔を出した姿を……

ごそごそと愛莉が浴衣に着替えようとしている音が聞こえる。
隣の部屋で壁越しにベッドの上で試着しようとしているようだ。わたしはというと、抱えてきた衣類を丁寧にベッドの上に敷き詰めていく。脱ぎ立ての衣類はまだほんのりと愛莉のヌくもりが残っている。
逸る気持ちを押さえつけることも出来ず、わたしはそのヌくもりの中へと身を投げ込む。途端にそのヌくもりはわたしの肌に吸い付くように包んできて、同時に愛莉の匂いがわたしの鼻腔を擽ってくる。

「んぅ、くふぅ、すご、い…………………………かい、かん……………」

愛莉に包まれているような錯覚すら覚えてしまうわたしはそのヌくもりのなかを更に堪能するべく行動に移す。
まずは制服のシャツだ。愛莉の膨らみに押し付けられていた胸ポケットの近くに鼻を埋め思いっきり息を吸う。

「ふはぁぁああ……いりぃ、堪んないぃ……はふぅぅ」

シャツの次は私服に顔を埋める。いつも一張羅のように着ているトレードマークのようなウシ柄のそれはシャツよりも濃い匂いだ。汗が滲んでいたのだろう。
着せ替えさせられた愛莉は緊張感からか発汗が目立っていた。じんわりと滲む汗が私服に吸収されるように、サイズを見るフリをしながら布地を押し付けていたのだ。
しっかりと汗の染み込んだ衣装をこれでもかと鼻に押し当て吸いまくる。その匂いはわたしの脳天を直撃、アドレナリンが駆け巡り、ドーパミンが噴出し、まるで麻薬のようにわたしを桃源郷へと連れていってくれる。

「あいりぃ……堪んないぃぃ、すごいよこれぇ……愛莉でいっぱいだよぉ……んじゅるぅ」

鼻を使って匂いという感覚で堪能したわたしは、その下の内蔵と直結する器官でさらに体内へ吸収しようと、染みついた汗の部分に舌を押し付け唇で挟み吸い取るように啜っていく。

「んんじゅるぅぅぅずずずずぅぅぅ………んんっ……しょっぱい、けど、いいぃっ、愛莉の味ぃぃ」

堪能は全身を使わなければならない。その為に愛莉には全てを身に付けてもらったのだ。そうメインディッシュだ。
それは……恥ずかしげに履き替えていたパンツだ。今日一日ずっと身に付けていたのだろう、朝起きてから学園で授業を受けて、休憩時間にはトイレにも行ったりしたはずだ。可愛い美少女はトイレに行かない。などと宣うことはない。
愛莉だって、おしっこもするし、うんちもする。その全てがこの布地と共に息づいているのだ。震える手でその小さく丸まった布地を手に持つと、ゆっくりと拡げていく

「んんぅ……すごい、今まで以上に愛莉の匂いが……そこに愛莉がいるかのように……ムハッ」

これほどとは……愛莉の染みつきぱんちゅが今わたしの目の前でゆっくりと花開くのだ。
そこにさらに風味を増すスパイスのようなBGMが隣の部屋から響いてくる。

「こらーっ、紗奈ッ、アンタ何やってんのぉーーーッ! 愛莉の服片付けるとか言って、ちょっとぉぉぉ……いでっ……あたたたぁ」

愛莉のことだ。慌てて動こうとして帯が絡まったのだろう。
意外にドジっ娘なところがおちゃめなのだ。いやわたしはそんなことに構っている暇はない。その下着のクロッチ部分を目の前で拡げながら、まずは目で味わう

「湿ってる……ンっ、ヤバ、こんなに、愛莉のあそこにこれ……んぅ、堪んないッ、愛莉のシミッ、これって、おしっこ、もしかして……んぁ」

ヤバ過ぎる、興奮の坩堝とかしてしまうわたしの体はもはや自分でも制御が効かない。
だが、ここで焦っては、全てが終わってしまう。これだけの獲物はもう難しいだろう。目で味わいながら、わたしは次なる五感で味わうために、ゆっくりと、鼻先を押し付けていく

「むっふぅぅぅーーー、愛莉の染みつきパンツきたーーーー、むほほほぅ、ふひぃぃっ!!」

この湿り気はどうだろう。じっっとりと染み込んだこれは汗?それともエッチなお汁?
鼻先を濡らしたように蒸らすその湿り気に極上の悦びを味わうわたしの体は、いつの間にか自分の下着さえもズリ下ろそうとしている。
愛莉の匂いの虜になり、自分の意思とは無関係に体の火照りを鎮めようと卑猥に疼く柔肉に手を滑らせ、クロッチ部分が湿ったのと同様の場所へと自分の指が這いずり向かっていく

「愛莉ぃ、堪んないよぉ、愛莉の匂いに包まれてぇ、囲まれてぇ、紗奈しぁーわせ〜〜」

「こらぁ、紗奈ぁ、ヤメロってーのぉ、変態ぃぃっ」

愛莉の服、下着、汗、汁、そして叫び、全てが渾然一体となり、わたしの脳内をとろっとろになるまでぐちゃぐちゃに掻き混ぜていく。このハーモニーにわたしの体は奥底から歓喜するのだ。

「くんかくんか……これぇ、愛莉の染みつきパンツぅ、くんかー」

悶絶しながら発するわたしの言葉に更なる愛莉スパイスが振りかけられる。

「ちょーーーーーーっと待ったーーーーー紗奈それダメ、てーかシミついてないしっ、ちょっと、こらぁ、動けないってーのぉ、この帯ぃ、紗奈ぁッ」

悶えるような愛莉の叫びは更なる興奮を呼び覚ますだけなのだ。
鼻先を押し付けていたわたしはそのままクロッチを舐めるように舌を這わせ、口に含み、しゃぶり啜りながら味わいを確かめていく。

「んふぅ……じゅるっ……ずっずずずるぅぅう、んぐっ、ぺろっ……愛莉の染みつきパンツ、おいしぃ〜」

堪らないわたしの体は火照りエッチなお汁を噴き出しながら、更なる快楽を求める為に愛莉の言葉を欲していくのだ

「こらーー紗奈ーーッやめろってーのぉぉ、変態すぎーーー、クズゲスの影響受け過ぎだってーのぉおおぉ」

響き渡る愛莉の叫びと共に、わたしの最終ミッションは予想以上の成果をもってエンディングを迎えていた

「愛莉は紗奈だけのもん〜〜ヤメテも良いけど、また使用済パンツ頂戴〜〜」

「んにゃ〜〜〜〜っ、あほかっ、ダメだってーのおぉぉ、紗奈の変態ゲス〜〜っ」

そんな罵りの言葉も今のわたしには甘美なシロップでしかない。そんな罵りを味わいながら愛莉に一言

「あと〜その部屋に〜来た時からビデオカメラセットしておいたから〜愛莉の姿全部収めているからね〜」

「なんですと〜〜〜ッ、紗奈のバカ〜〜〜〜〜〜ッ」